アジェンズについて

ABOUT US

次世代医療の開発と
社会実装に取り組んでいます。

アジェンズはバイオ創薬の企業です。
老化の専門研究と治療を行う先進医療機関の一室から生まれたアジェンズは、現在、大学医学部や国立研究所、臨床医療との共同研究により、難易度の高い新薬のシーズを社会実装するサイエンスエンジニアリングを日々行っています。

INTRODUCTION01

寿命の延長や健康寿命の延長の為の研究開発

社名の由来ともなっている老化の遺伝子制御をメインターゲットとして、寿命の延長や健康寿命の延長の為の研究開発を日々行っています。

2019年、WHO(世界保健機関)は新たな疾病分類に「老化関連疾患」を加えました。ヒトのゲノム解析が終わり、非常に面白いことがわかりました。ヒトの老化は先天的にあらかじめ定められたものではなく、全て後天的なダメージの蓄積によるものだということです。そして、後天的な問題であれば予防や回復が可能ということを意味しています。実際に理想的健康(オプティマルヘルス)を保つ方はそうでないヒトと比べ20%若いとわかっています。

老化進行の代表的な老化原因症状

老化進行の原因は様々ですが、代表的な老化原因症状は5つあります。

  1. 内分泌(ホルモン)の産生量低下、恒常性の逸失
  2. 免疫の低下、バランス異常
  3. 慢性的炎症
  4. 不要物の蓄積
  5. 感染

そして、それらの根源、または相関となっている最大原因が「遺伝子異常」です。(図1)

いくつかの原因で、DNAは毎日損傷を受けます。中には細胞分裂時のコピーエラーのような健康状態でも発生するものもあります。それらの遺伝子異常は、修復酵素や修復遺伝子の発現、また、免疫細胞によるエラー細胞の除去など日々メンテナンスが行われていますが、処理しきれないほどのダメージや慢性的なダメージにより、日々異常を起こした細胞が増えてゆきます。その結果が老化進行です。

アジェンズは老化の原因一つ一つと、最大原因である核酸の保護や修復のための研究開発を日々行っています。

核酸(DNAやRNA)の異常は、老化の進行の他、生活習慣病やがんなどの形でも現れますし見た目の老化(肌劣化・髪質劣化)にも現れます。

INTRODUCTION02

そして宇宙医療へ

もうひとつ、大きな老化ダメージがあります。それが宇宙です。

宇宙は加速的にヒトを老化させる

守られた奇跡的な安定・保護環境の地球を一歩踏み出した先の宇宙空間は、ヒトを加速的に老化させます。
降り注ぐ宇宙線はDNAの損傷を起こし、無重力空間では骨や筋肉・細胞浸透圧など体組成の維持を損ないます。また、閉鎖的空間によるストレスは免疫異常を起こしますし、今後、別の惑星由来の未知の物質や微生物は、ヒトの遺伝子に大きな影響を与えることでしょう。それら、宇宙老化の対策なしでは、人類は宇宙に進出することはできません。

そして、あまりに遠い水型惑星への距離は人類の繁殖の大きな壁です。

現在見つかっている最も近い水型惑星のRoss128b惑星は11光年先にありますが、現在研究されている最も高速なイカロスタイプ船でも片道55年かかります。仮に15歳で出発しても現地着は70歳。これでは人類は繁殖が出来ません。しかし、老化制御により40%若い状態を維持した場合の肉体年齢は42歳。ギリギリ繁殖が可能な年代です。

老化の制御は、地球というゆりかごを卒業し、人類を遠い宇宙で繁殖させるための重要なキーです。そのため、アジェンズは最終目標を「人類を宇宙に適応させる」宇宙医療に据えています。

AGING

人類を宇宙に
適応させる為に。

大きな老化原因には「遺伝子損傷」「内分泌」「免疫」「蓄積物」「感染」「慢性炎症」などがありますが、具体的に老化を防ぐ、または回復させるための取り組みとして、アジェンズでは以下の研究開発や日々の臨床研究を行っています。

RESEARCH

アジェンズのシーズ技術

核酸(DNA/RNA)技術をベースに、あらたな診断技術・治療技術・予防(再発防止)・老化制御につながる新薬シーズや治療法開発を行っています。

研究開発体制

アジェンズは非常にユニークな研究開発体制を持っています。

01基礎研究(産官学連携)

産官学連携による、科学研究・工学研究や薬理研究、基礎設計、特許の発明等を行っています。特にWHO国際課題となる分野に集中しています。共同研究開発では、社会実装を目的としています。

基礎研究アライアンス

研究リーダー
鈴木 幸一教授 Ph.D

帝京大学医療技術学部 教授

  • ・国立感染症研究所客員研究員
  • ・日本内分泌学会(評議員)
  • ・日本甲状腺学会(評議員、副編集長)
  • ・日本組織細胞化学会(評議員)
  • ・日本臨床内分泌病理学会(評議員)
  • ・日本ワンヘルスサイエンス学会(理事、編集長)

三木田 馨 MD Ph.D

慶應義塾大学 医学部 専任講師

宮村 浩之 Ph.D

国立研究開発法人産業技術総合研究所

研究開発支援・
採択事例

取組み相談先

02臨床研究(クリニック・病院)

社内医師・グループ医療機関にて、臨床研究を行い、基本的なヒトに対する安全性や有効性の研究・検証を行っています。

  • 医師主導臨床研究
  • 治験(無償・自費診療)
  • 自費診療(臨床治療)

03ラボラトリ

医薬品、医薬部外品、研究試薬、化粧品、食品添加物、食品の区分に必要な、実用化研究開発や設計、管理を行っています。

  • QMS、GMP、GVP、GQP、HACCP設計管理
  • ICH協定 保管安定性試験設計管理
  • 品質設計管理、衛生設計管理、SOP設計管理
  • 規格試験法開発
  • 基本製造法開発
  • 臨床研究設計・臨床研究実施(医師主導)
  • 治験設計・管理(外部委託管理含む)

04工場

ラボスケールの製造から量産スケールまでの高品質・低コスト製造や製造管理を行っています。

  • 製造(ラボスケール)
  • 製造(量産スケール)
  • 法令規格試験(品質・安全・保管)
  • 独自規格試験(品質・安全・保管・コスト)
  • 量産コスト検証開発管理
  • 量産製造法開発

05国際マーケティング部門

海外法令・規制・流通・物流の調査から、ニーズ調査、マーケティングを行い、MADE IN JAPAN, from Japanの技術や製品の国際普及の開発を行っています。

  • ASEAN(特にインドネシア、ベトナム)
  • 東アジア(特に中国)
  • 北米(USA)
  • CIS(カザフスタン、キルギス)

06法令管理部門

関係法令の管理を行い、法適格な製品開発や製品製造、販売の実施を監督しています。

  • 医師法
  • 薬機法
  • 食品衛生法
  • 食品表示法
  • 外為法、輸出先各国法令等

研究開発から、社会実装までの流れ

アジェンズは、基礎研究から始まり、研究成果物を医師主導研究を通じて適正分類し、目的品に分けて段階的に開発やリリースを行う体制を持っています。また、サプリメントにおいても、一般的な手法と違い、医療用開発と同じステップを踏むため、より信頼性の高い製品づくりが出来るようになっています。

現在の主要プロジェクト

CRADAR-i
核酸迅速診断法

あらゆる環境での
素早い検査診断
可能にする技術

マイクロバイオーム
LBPs

老化の対策になると
期待される最新の医療分野

間葉系幹細胞
エクソソーム

傷や老化した組織の回復治療を
行う次世代医療分野

  • 甲状腺
    サイログロブリン

    濾胞研究においては、世界でも
    トップグループの研究成果

    ヒトの状態維持や成長、修復を行う主戦場がホルモン(内分泌)の分野であり、抗加齢医学が発達したきっかけが成長ホルモンによる若返り実験でした。これらタンパク質は、必要な時に必要なだけ作り出し消費されるため、コントロールが難しく、ホルモン物質の直接投与は副作用も大きいのが難点でした。その為、アジェンズでは、副作用の少ない衰える内分泌の力の回復や前駆体に力を入れています。特に成長に関わる中心が甲状腺ホルモンです。甲状腺は首にある小さな内分泌器官で、状態維持や成長制御の役割を担っています。アジェンズでは、甲状腺を構成する濾胞にため込まれるホルモンの原料となるTg(サイログロブリン)の解明研究をベースに、関連する疾患の橋本病、ハンセン病や老化制御につながる研究開発を進めています。

  • Sirtuins/PARPs
    NAD+

    遺伝子修復で老化関連疾患
    老化を対策する

    ヒトの全ての細胞には、基礎設計図となるDNAが含まれています。老化の最大原因は、そのDNAの損傷から始まります。細胞には共生する異種生物のミトコンドリアがいます。数十万年前にヒトの細胞と共に生き始めた単細胞生物で、一説ではアフリカに16万年前に生きていたミトコンドリア・イブの女性が現在の多くの人の祖先であるとも言われています。このDNAとミトコンドリア内のDNAの修復や働きを制御するものの一つがPARPsとSirtuins遺伝子です。別名長寿遺伝子とも呼ばれるこの機能は、DNAの損傷防止や修復に関わる中心人物です。それらDNAの修復に使われる材料(前駆体)の研究やトリガーとなるmRNAや補酵素、それらを運ぶエクソソームの研究をアジェンズは行っています。最近の研究トレンドでは、材料の一つであるNAD+とその前駆体が注目を浴びていますが、それらの作用を含めた研究を進めています。

SOLUTION

臨床支援ソリューション

院長、そして現場の「差別化したい」「あればいいのに」を
技術で支援します。

医師主導臨床研究・自費診療支援

アジェンズでは、2つの分野の臨床支援を行っています。次世代医療や新薬の基本ニーズや、新たな治療法・診断法の開発の最前線が、臨床における医師主導臨床研究です。アジェンズでは、医師が取り組む新たな研究開発の支援を行っています。

研究用試薬、
理化学機器の提供
材料となる研究素材、標本、理化学機器の提供を行っています。
院内製剤開発支援 医師主導で行われる、臨床研究や臨床治療に使われる院内製剤の研究支援・調査・研究支援・試作・調合受託などの支援を行っています。
試験、病理 臨床研究・診療に必要な、試験・検査やその判断に必要な情報収集調査、病理などの支援を行っています。

現在の主要プロジェクト

クリニック支援
サービス

院内製剤、治療、診断法の研究開発や管理支援。
医師主導臨床研究支援。輸出支援。
医療機器・理化学機器・医薬品・試薬・原薬の提供

製造/開発受託

独自ブランドのドクターズサプリメント、
機能性表示食品、医薬部外品、化粧品、
研究用試薬の製造・開発受託

パイプライン

製薬会社における新薬開発の成功率は低く、リスクは巨大なものとなっています。アジェンズでは難病・希少病を始めとして、核酸、たんぱく質、マイクロバイオームの分野での次世代医療創薬研究を通じて、パイプラインシーズの提供を製薬会社に対して行っております。また、もう一つの強みでもある、輸出におけるグローバル戦略の支援を同時に行っております。